どんぐり発達支援寒川を開設してからのお正月も、5回目を迎えました。皆様、あけましておめでとうございます。
寒川町での年始は、『寒川神社』への初詣で町全体が浮き立つような感じがします。当たり前のことが当たり前でなくなるソワソワした空気の中で、療育も保育も安全にと気を引き締めるのが年始の常です。獅子舞、どんど焼き、節分と、季節が進むにつれて少しずつ日常の流れが戻ってくると、なんとも表せない日常の幸せを感じます。
どんぐり発達支援寒川の開設は2020年5月。コロナがまさに世の中を変え始めたあの頃、様々な自粛も始まり、予測不能な事態でした。自分たちだけではどうにもならないので、まあ、あまり力まずに流れに任せようと思ったものです。公園で見たどんぐりの木のように、毎日ゆっくりと。でも少しずつ成長していけたら。今考えてみれば、あの環境や状況にさほど振り回されることなく来られたのは、寒川町での1年という時間軸から学んだことかもしれません。
ただ、療育も保育も、中心は子どもたち。瞬間が待ったなしです。どんな小さな変化も見逃さないようにと思っていました。変化の積み重ねが意味を持つことを信じ、一歩一歩進んできたのは確かです。その理念に賛同してくれる職員の存在もあり、今年もこうしてご挨拶できることを嬉しく思います。
1月16日、『福祉事業所のつどい』があります。企画自体が初めてのため、実際にやってみないとわからない未知のところでは、少しの緊張や戸惑いが伴いますが、どんぐりは、遊び体験コーナーを担当します。
どの事業所も初参加です。初顔合わせのミーティングに参加し、どんぐり発達支援寒川としては、わからないからこそ、一歩踏み込んで参加することが大切だと考えました。一歩が、新たな発見や出会いを生み、地域とのつながりを深めることにつながるのだと思います。
新しい年にふさわしい新たなつながりを感じ、共にチャレンジし、寒川町全体が福祉の視点からより身近に支え合える地域として広がればと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いします。
素晴らしい一年となりますように。
子どもと扉 / どんぐり発達支援寒川