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足形ウサギの見る月は

今年初めてこのメンバーで揃って行けた一之宮公園で、

まるさんかくしかくのコンクリ壁の裏側は、キンモクセイがいっぱい。

外でありながらそこだけキンモクセイの小部屋の中のよう。

「まる(コンクリ壁の穴のこと)をぬけておいで」と声をかけると、

子どもたちががんばって穴を抜けようとします。

大人は詰まってしまいそうなので、仕方なく壁の切れ目から裏にまわります。

まるを抜けたときにフワッと広がる香りは、どんなにかぐわしいのかしらと想像しながら。

彼岸花も咲いてます、それから

少し奥にはさるすべりのピンクの花。

どんぐりも落ちていて、またキンモクセイの香り。

気温がバラバラなせいなのか、季節の植物もさまざま。

楽しくも忙しい、陽気の良い秋です。

さて、今夜は満月見られるでしょうか。

お部屋の中のお月見スポットでは、

どうしてもお団子ねらいの小さな手がいっぱいやってきて、

積み上げたお団子お山が、常に乱れています。

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