私は小学校の低学年まで、丘陵地帯の緑とゆるやかな坂の多い所で暮らしていました。自分の家も友だちの家も遊び場も、雑木林や広い空き地に隣接していた環境です。
雨が降ると、林の中を通る道には水たまりがたくさんできます。雨がやんで何が楽しかったかと言うと、コンクリートで舗装されていない土の道にできた水たまりは、泥遊びに最適なドロドロ感でいっぱいになることでした。チョコレート屋さんみたいなことを良くやっていた思い出があります。
先月、保育園でのどろんこあそびに参加させていただきました。
赤青黄色の色水を混ぜて変化する様子を、かわいいおばけのイラストに手伝ってもらってのお話のあと、自分たちでもやってみるコーナー。大きな砂山に、ホースの水で小川がうまれた砂場。園庭のあちこにおかれたバケツとその周りの水たまり。最初は恐る恐る…慎重に手を出していく様子の子どもたちでしたが、しまいには腰までつかっていました。この日は保育園の2歳児クラスさんと、遊びにいらしていた一般の親子さんと、たくさんの子どもたちと同じことをするのも良い経験になったことと思います。
普段なかなか出来ないどろんこあそび。暑かった気温、水と混ざった土や砂の匂い、くっついた粒々。全身を使って感じたことが、楽しい思い出に残ることを願った 1日でした。