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マンカラ

子どものルール

おはじきを使ったマンカラという遊びは、自分と相手と順番におはじきを移動させて、自陣が空になると勝ち負けが決まります。おはじきの感触とぶつかりあう音と、指先を使うので私が気に入り、保育に取り入れているものです。

ある日保育者同士の対戦を見ていた2歳さんのふたり、次の日早速向かい合って遊び始めました。私は最初だけ「◎ちゃんどうぞ」「□ちゃんどうぞ」とそばで音頭を取り、さてさて見ていると……。「つぎ!◎ちゃん!」・・・「つぎ!□ちゃん!」と、交互に手をさすリズムが生まれ始めました。相手のおはじきさばきを見る・待つ・自分の番、の、三拍子です。マンカラの勝ち負けにつながるルールはさておき、なかなかすごいことをしているなぁと感心して見ていました。

相手に合わせること、とりわけ子ども相手に合わせるのは、感情のコントロール力、自己抑制力が必要だと言われています。こうして遊びの中でルールに従うゆるやかな経験が、その力を伸ばすことにつながるのかもしれません。

マンカラ台があくと、次は1歳さんが、興味津々で手を伸ばしています。 

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